当社の労働環境【経営者interview】

経営者interview

株式会社ケイアンドワイの代表取締役である山田力夫氏と同社の労務管理部門の顧問を務めている社会保険労務士ブレースパートナーズ代表の井出誠氏へインタビューしました。

質問者

本日はよろしくお願いいたします。
まずは、株式会社ケイアンドワイさんの事業内容等について教えてください。

山田社長

当社は、平成17年にコンビニエンスストア(セブンイレブン)の経営を開始して以来、「地域との信頼関係を築き、お客様とのコミュニケーションを大切にし、地域の皆様に必要とされる企業になる」をモットーに日々活動してまいりました。
おかげさまで、年々、八王子市内で店舗数を増やし、現在は4店舗を運営しております。

質問者

4店舗も経営されていると、従業員数もかなりの数になるのではないですか?

山田社長

そうですね。一般的にコンビニエンスストアは、1店舗を家族プラス十数名で運営しているケースが多いかと思いますが、当社は、店舗数の増加とともに、スタッフ(店長・副店長・パート・アルバイト等)も年々増やしてきましたので、今では100名を超えるスタッフが当社で活躍してくれております。

質問者

従業員の数が多くなると、人の出入りや日々の労務管理も大変ですよね?

山田社長

当社は、従業員の定着率が、業界平均に比べて高いですね。入社された方は比較的長く働いてくれるケースが多いです。
ウチで働くことを選んでくれた従業員が、納得して長く働ける組織つくりを目指しています。従業員が安心して働ける環境作りこそ経営者として非常に大切な役割だと感じております。

社労士 井出

社長は、初めてお会いした時から「コンビニ業界も一般企業と変わらないしっかりした労務管理体制が必要」という考えをお持ちでしたね。


写真右:社会保険労務士 ブレースパートナーズ 代表 井出 誠 氏

山田社長

はい、小売店や店舗事業もこれからは良い人材に来てもらう為には、やはり一般企業並みにしっかりした人事労務管理体制は必須と感じています。

質問者

ケイアンドワイさんとブレースパートナーズさんの出会いのきっかけは?

社労士 井出

たしか初めてのご依頼は、外国人雇用についてのご相談だったかと記憶しています。
その後、社内のルールーをしっかり見直したいということで、人事制度をはじめとした就業規則の整備を経て、継続的に労務相談の顧問として関わらせていただいております。

山田社長

当時、当社も従業員が安心して働ける労働環境整備を専門家の助言をいただきながら進めていきたいと考えておりました。
相談していく中でいろいろなご提案をいただきながら制度整備を行い、バースデー休暇やボランティア休暇、勤務間インターバル制度等も導入し、東京都の「TOKYO働き方改革宣言企業」にもなりました。

質問者

業界的には、サービス残業や有給未消化、パートスタッフの社会保険未加入等で問題になるケースが多いように聞きますが、貴社はいかがですか。

山田社長

当社においては、従業員の長時間労働の削減や年次有給休暇の取得促進等、社員のワークライフバランスにも考慮して働き方改革を進めてきましたので、そういったことで問題なったケースは少ないですね。

社労士 井出

ケイアンドワイさんでは、セブン-イレブン・ジャパンの勤怠システムやそれと連動した給与計算システムを採用しているので、未払い残業代等も生じない仕組み化ができていますよね。

山田社長

そうですね。
あとは、当社は「しっかり休んでしっかり働く」を大切にしていますので、各店の店長にも、長時間労働はさせないようにと伝えています。過労は労災事故にもつながりかねませんからね。
たとえば、残業時間に関しては少ないのが当社のひとつ特徴かと思います。フルタイム社員の月残業は、平均8時間くらいですね。
あと、当然、社会保険や雇用保険の抜けももちろんないですよ。

質問者

貴社のアピールポイントなど何かございましたらお願いします。

山田社長

当社の求人に対しては、非常に広域(東北や九州かなど)から応募いただくケースがよくあります。また、新卒の外国人の方の応募も多いです。
引っ越しを伴う方の場合、家賃補助制度も用意していますので、ぜひご利用いただければと思います。

質問者

どのような方に応募してもらいたいですか?

山田社長

男女問わずコンビニエンスストア勤務の経験者ももちろんですが、未経験の方でも意欲がある方や一定レベル以上の日本語能力があれば外国人の方も大歓迎です。ぜひ一緒に働きましょう。

質問者

本日はお忙しい中ありがとうございました。

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